自律神経失調症とは
自律神経は内臓やホルモン、血管など生命を維持するための人体内のシステムをコントロールする神経です。
自律神経にはアクセル神経である交感神経、ブレーキ神経である副交感神経の2種類があり、お互い綱引きをして、どちらかが強くなりすぎないように牽制しあってバランスを取っています。
それがうまくいかなくなった状態が自律神経失調症で、自分の意志ではコントロールが大変難しいと言われています。自律神経と、名前がついているように、自ら働くため、自分の意志ではどうにもなりません。
アメリカの自律神経失調症の専門医、ゴールドシュタインによる分類
A:交感神経優位
自律神経のうちアクセルの交感神経のが優位になる。イライラ・不眠・高血圧・肩こり・頭痛・便秘・頻脈、汗が多い、高血糖などの症状がおこると言われています。仕事や家事に追われ働き過ぎ症候群です。
B:副交感神経優位
自律神経のうちブレーキの働き、また体をリラックスさせる副交感神経が優位になる。唾液が多い、徐脈、下痢、気力がない・ぼーっとしてる・ノロノロ運転・風邪をひいてなかなか治らない・アレルギーになりやすいなどの症状がおこると言われています。
退職で生活が激変した後や、交感神経優位が長期続いた反動でしばしば起こることがあります。また、体質的に副交感神経優位になりやすい方もおられます。これは体の歪,ゆがみと大きな関係があります。
C:交感神経の活動低下
交感神経―副腎髄質系の活動も低下しています。アドレナリン不足。起立性低血圧で立った時ふらつく。たくさん食べた後ふらつく、食後性低血圧。汗が少ない。低血糖、疲労感など。
D:副交感神経の活動低下
ドライマウス、ドライアイなど粘液が出にくくなります。消化活動が低下するので、コロコロ便、便秘がちになります。相対的に交感神経アップで心臓がオーバーヒートし頻脈になることも有り、その他勃起障害など。
参考、交感神経、副交感神経ともに過敏
自律神経の両方が過剰反応を示す。パニック障害・不安・過敏症などが起こると、言われています。少しの刺激で過敏に反応し、自分の力ではもとに戻りにくいです。
自律神経失調症の症状・原因
実に多岐にわたる症状がでます。血管症状として、血圧が上がりすぎ又は下がりすぎ、冷や汗、脈が早くなりドキドキする、冷えのぼせ、立ちくらみなどが起こるとされています。
その他脳神経の関連で、めまい、耳鳴り、微熱、不眠などの原因となることもあるそうです。
骨盤内にも自律神経があるので生理不順、不妊も関係ことがあるかもしれません。あまりに多岐なので書ききれません。
自律神経失調症の原因は何でしょうか。
西洋医学的にみると、自律神経失調症の原因はストレス、更年期などとされていますが、当院はそれ以外の原因を重視します。
首の上部や骨盤などの自律神経が出てくる部位における神経圧迫です。
たいてい自律神経失調症の方は、のどの周りや首上部、または腰、骨盤周辺がカチカチ・コリコリになっておられます。
調子の悪い方は、ご自身であごの下あたり(迷走神経の出口)や腰骨のあたりを触ってみてください。
多分コリコリになっています。ここが固くなると、血液が供給されず、自律神経が十分に働きません。また、脳と脊椎の間を循環する脳脊髄液の流れを悪化させます。
鍼灸、東洋医学的にみると、心と大いに関係します。鍼灸経絡と心の関係は3000年前から中国の古典に書かれてきました。
すなわち怒れば鍼灸経絡のうち、肝経絡が異常を起し交感神経がオーバーヒートします。憂えば鍼灸、脾経絡が異常を起し消化器を司る副交感神経が働きにくくなります。心配しすぎると鍼灸、腎経絡が働かなくなり免疫や副腎の働きが落ちると言われています。悲しめば鍼灸、肺経絡が働かなくなり、呼吸機能が落ち気が人体に巡りにくくなる、と言われています。
自律神経失調症と脳内ホルモン
脳も脳内物質ホルモンによりコントロールされています。ストレスを解消し幸せな気分を作るのはセロトニンとオキシトシンだと言われています。これらのホルモンは日常生活の改善により増やすことができることが知られています。
セロトニンの働きー心の安定や覚醒、痛みの抑制やなどにとどまらず、抗重力筋を働かすので姿勢の改善にも寄与することが知られています。
オキシトシンの働きーコルチゾールというストレスホルモンの抑制で病気の予防。また、別名幸せホルモン、といわれるように愛ときずなを深め幸福感を高めます。
自律神経と腸
以前は自律神経には、交感神経、副交感神経の2つだけ、というのが定説でしたが、最近では腸にある腸管神経系も加えるべきだ、という説が有力になってきています。というのは腸には免疫細胞があふれ、人体の免疫力の60-80%を占めています。また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの80-90%は腸で作られます。
腸は脳とは別のシステムで働き、腸は第2の脳、と言われてきましたが、逆に腸が脳を支配している、という説も出てきました。アメリカなどではうつ病の患者さんの腸に、健康な人の大便を移植して、腸内環境を変えうつ病を治す、という試みもなされています。
腸に優しい食事を心がけ、腸をマッサージしていたわり、腸管神経系を活性化しましょう。
ステップ1、足踏み10回、 ステップ2 お腹を の の字にマッサージする。
日常からできる対策
簡単な方法は朝日を浴びること、朝日はエネルギーにあふれ一日のリズムを作ります。朝の散歩との相性は抜群です。私はもう40年以上、毎朝、太陽の光を浴びて20分程度の軽いジョギングをしています。朝日に一日のエネルギーをもらっています。
その他、様々な呼吸法や自律訓練法、ヨーガや太極拳などの健康法があります。いずれも運動と呼吸を組み合わせたところがミソで、それは呼吸に自律神経をコントロールするカギがあるからです。呼吸は運動神経と自律神経の二重支配だからです。
鍼灸医学的には腎経絡がホルモンと関係がありますので足の鍼灸ツボ、太渓や照海などに自分でお灸をすえるのも効果的です。
音楽療法
最近、自律神経を整えるCDが出ており、当院でもBGMでかけることも有ります。次の呼吸法や瞑想法と組み合わせるとより効果が期待できます。
呼吸法
ゆっくり鼻から吸い、ゆっくり吐きます。(吐くのは鼻・口どちらでも可)吸う息、吐く息の割合を1:2にします。
簡単な瞑想法
呼吸するときに吸うときに「ありがとうございます」吐くときに「感謝してます」と唱えます。
そして、生かされていること、周りの人たちに心から感謝します。
生れ難し人界に生まれ、しかも現代の日本に生を受けたことに感謝します。それがいかに稀有な事か、世界の他の国の人々やや古人を思うとよく分かります。
運動法
適度な、うっすらと汗をかく位な運動は自律神経を整え、おまけに気持ちも整えてくれ,良いことずくめです。抗うつ剤と同等のメンタルへの効果が有り(スウェーデンの研究)、しかも副作用ゼロ。自律神経のアンバランスを自然に中庸に持って行ってくれます。
太極拳、ジョギング、水泳、ウォーキング、エアロビクス、ヨガなど多々あります。手っ取り早いのは20分程度の速歩です。ただ、生活習慣を変える必要が有り、難しく時間もかかりることが有ります。
そんな時は治療により体を変えた方が、簡単で確実です。なぜなら人の思考や行動様式は何十年の積み重ねで、バリアが多いからです。治療は他力で即座に体や心を変更できるメリットがあります。
鍼灸による自律神経失調症に対する治療
人体の中に生命エネルギー、気の流れ、鍼灸経絡が存在し、14本が分担して臓器、心をコントロールしています。健康な人は14本の経絡に気が滞りなく流れています。
それが外因、冷え寒さ、ケガなどや内因、怒ったり、悲しんだり、ふさぎ込んだりといったストレスなどにより流れが阻害されると、最初のうちは持ちこたえています。
でもそれにも限度があり、鍼灸経絡の気の流れが阻害され続けるとだんだん病気になってきます。
2000年以上前に書かれた鍼灸の古典、黄帝内経や素問、霊枢などには、怒れば肝、憂えば脾、恐れれば腎を破る、と書かれています。鍼灸経絡の異常が慢性化すると、落ちこんだ気持ちが固定化して、当然自律神経の働きを阻害します。
脈診による鍼灸経絡治療で気の流れを正常化します
巷には多くの鍼灸院が存在しますが大多数は局所、つらいところ中心の鍼灸です。
鍼灸経絡(気の流れ)の異常を見つけるには脈診、という高度な診断法が欠かせません。
簡単な病気やスポーツ外傷位なら局所の治療でも治ってきますが、心の病気、慢性痼疾になると、全身のレベルアップが欠かせません。鍼灸経絡が正常になると神経や内臓が本来の働きを取り戻します。
整体による自律神経失調症の施術、骨盤、股関節
めまい・耳鳴り・頭痛・不眠などの原因として骨盤や股関節の傾きがしばしば見受けられます。
骨盤や股関節は体の土台です。ここが傾くと上部である首や頭はより傾いて機能不全を起こします。
整体で神経圧迫を取り除き、傾きを改善し脳脊髄液の循環不全を正すことで自律神経が正常に働ける体に戻していきます。整体法は国内外の選りすぐりの方法でソフトで気持ち良いと評判です。
上部頸椎・頭蓋骨、首や喉のコリを取ります
のどや首の後ろが腫れてリンパが滞っていることがよくあります。当然自律神経は働きません。この部位のコリを取ることで筋肉が柔らかくなると血液が届き、細菌をやっつけます。そして持続感染が解消します。
この中で特に重要なのが頭と首とのつなぎ目、上部頸椎です。なぜならここに呼吸、嚥下などを司る生命の中枢、延髄が有るからです。この場所のズレは体全体に影響します。
内臓を整えます
下垂した内臓は働きが低下します。ホルモンを出す副腎、排せつの腎臓、解毒の肝臓,栄養吸収の膵臓などに刺激を与え働きを高めます。
<自律神経失調症に関連する症状 肩こり、めまいなどのページも是非ご覧ください。> 肩こり めまい、眩暈について
お悩みの症状は何でしたか?
26才頃よりよく体調をくずすようになった。(特に胃腸に出やすい。)自律神経やホルモンバランスのくずれ。
また、いつどこでなるかと思うと、外出するのが嫌になった。生理痛がひどく毎月薬を服用していた。
村瀬鍼灸整体院に来る前に受けた治療は?
お腹を温め、睡眠をしっかりとる。
産婦人科でピルを処方してもらう→1年後血栓の疑いの為、やめた。
村瀬鍼灸整体院の施術を受けてみてどうでしたか。
口コミを見て気になり選びました。
他に行ったことがないので比べるのはできませんが、先生も受付の方もとても優しく丁寧です。
毎回、体調の変化を聞いて下さり、その時の体調に応じた治療をしてくださいます。
何より痛みなく気持ちの良い治療なので、痛がりの私には有難いです。
自律神経や生理痛、ホルモンバランスなど同じお悩みの方へのメッセージはありますか?
すぐに良くなるわけではわけではないですが一度試してみたほうが良いと思います。
※施術効果には個人差があります。
お悩みの症状を教えてください。
自律神経失調症状、倦怠感、耳鳴り、のどの違和感や不眠、肩こりなど様々な症状で生活レベルの低下に困っていました。
ご来院前に、ご自分でとった対処法はありますか?
肩こりマッサージ、食事内容の見直し、ストレッチなどです。
村瀬鍼灸整体院の鍼灸を受けた感想を教えてください。
近くで口コミの良い鍼灸をネットで見つけて来院しました。先生の説明がていねいでそれだけでも安心できます。1回の施術ごとに1つ1つ症状が楽になってきました。
同じような、倦怠感や耳鳴り、などの自律神経失調症の方へのメッセージはありますか?
何でも対症療法ではなく根本的治療が1番だと思います。
※施術効果には個人差があります。
自律神経失調症が整体で改善しました
20代の頃より自律神経失調症の症状に悩まされていました。
今まで、何軒かの整体に通いましたが、やっと自分に合う治療院に
巡り合えました。
<お悩みの症状>
20代の頃より自律神経失調症の症状に悩まされていました。
様々な不定愁訴の中でも一番辛かったのは全身に走るシビレ感や痛み、
肩こり、頭痛です。
病院の薬や漢方薬、他院の整体やハリ治療を受けてもほとんど効果ありませんでした。
<村瀬鍼灸整骨院で整体を受けてみて>
分かり易い説明と私の身体に合ったオーダーメイド的な施術をしていただき、
ずいぶんと症状が軽くなりました。
始めは本当は少し半信半疑なところがありましたが、通院して良かったと
心から思います。日常の生活が楽になりました。
<同じ自律神経失調症の症状にお悩みの方へのメッセージ>
今まで、何軒か整体に通いましたが、やっと自分に合う治療院に出会えました。
一度、こちらで施術してもらってください。
※施術効果には個人差があります。
お悩みの症状を聞かせてください。
満員電車に乗ると、不安,動悸などに襲われていた、パニック障害
当院に来られる前に受けた施術はありますか?
カイロプラクティックや(病院の)診断も受けましたが変化なし。
村瀬鍼灸整体院で施術を受けた感想を教えてください。
インターネットでの検索で来院。
他とは全く違います。体のひずみを修正する事でパニック障害がなくなることを知りました。
パニック障害による不安や動悸でお悩みの方へのメッセージはありますか?
是非、足を運んで、先生に相談して下さい、必ず良くなります。
※施術効果には個人差があります。
パニック障害が鍼灸で改善しました
これまでの経過
病院に通院し投薬治療、他院の整体や鍼を受けても
一進一退で10年間治りませんでした。
当院で治療を受けた結果
週一回一か月通った後,動悸が劇的に減った。
半年ほどの通院でほとんど治ってしまったので、事実に驚きました。
先生は本物です。先生に会えて良かったです。
他院の鍼は効かないうえにとても痛く。苦痛でした。費用もこちらの
倍近く取られて、ひどい目に逢いました。
同様の症状でお悩みの方へのメッセージ
パニックで苦しんでいる人は是非、こちらで試してほしいです。
10年苦しんだ私が半年で良くなったのですから。本当に魔法のようです。
治療費も安く、しかも全く痛くありません
※施術効果には個人差があります。