鍼灸が初めての方へ

鍼灸ってそもそも何ですか?

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「鍼灸はちょっと怖いけど興味ある」「街中には鍼灸院がたくさんあるが一体、どんな人が、どんな治療を受けているのだろう」多くの方にとって鍼灸がこんなイメージではないでしょうか。

誰でも、皮膚に何かを刺されたり、熱い刺激を与えられたりするのは怖いものです。

私自身も鍼灸師になるまでは同じでした。いや、なってからも刺されるのは嫌でした。

私にとっての鍼灸

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もう、40年以上前の話ですが、鍼灸学生の時に鍼灸実技という時間があって、その時間は学生同士鍼を刺しあうのです。

昔は国家試験の時に試験官に鍼を刺さなけれならず、痛い鍼だと国家試験が受かりませんでした。

だから、3年生になると鍼灸実技の時間は度々ありました。

でも学生仲間で鍼を刺されるのが好きな生徒もいましたが、案外、嫌がる生徒も大勢いました。

私も実はブスブス深く刺されるのが好きではなかったです、なぜかというと鍼灸の直後は局所は楽になっても後から,揉みおこしのようなダルさが出ることがしばしばありました。これは他の同級生もよく経験した現象です。

だから実習の時間もモデル患者になるよりもどちらかというと、鍼灸をする側に廻っていました。

こういった経験があったからこそ、浅い、接触するくらいの鍼灸で効果を上げようとしてきた、と言えます。
 

今、なぜ鍼灸か?

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現代医学は日進月歩、すさまじい勢いで進化しています。でも世の中から病人は減りません。逆に増えているようにも見えます。

だからこそ鍼灸を含めた代替医学、と言って西洋医学以外の医療、いわば民間医療を受ける方が増え続けているのです。

世界に多くの医療が存在しますが、1本の鍼と一つかみの艾で万病を治す。
それも数千年以上すたれることなく、永続している、これってすごくないですか?

日本の鍼灸の特徴

日本の鍼灸のルーツは勿論、当時の超大国、先進国中国です。

3~4世紀ごろ朝鮮経由で伝わりはじめ、7世紀初頭から交易を通じて、直接中国から伝わり出しました。しかし、1300年の間に日本人に会うように独自の進化を遂げました。

まず、日本人は世界でも有数の繊細な民族ですのでそのような体質に合わせねばなりません。

道具としての鍼はより細く、浅くに変化しました。

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よくテレビの番組のパフォーマンスで有りますね。
体験リポーターや芸能人が太い中国鍼を深く体内に入れられ顔をしかめて我慢する、というシーンが。

私も40年ほど前の話ですが、北京中医学院、という病院に見学に行ったときに、胃下垂の患者さんの腹に、20センチくらいの鍼を水平に刺す、と言った光景を見ました。

今でも中国鍼は太い鍼を少数のツボに比較的深く入れるところが多いです。それを好まれる方もおられます。

でも、強い刺激が嫌いな多くの日本人のために、1300年で、日本鍼は浅く、細くに進化しました。当院はその中でも、一番細い鍼を浅く入れますので、無痛です、ご安心ください。

鍼灸院では実際、どんな鍼灸が行われているのか知りたい。

当院にご来院になる方は、他の鍼灸院で治らず、こちらへお越しになる方が多いです。そんな鍼灸経験者は当院の鍼灸の特殊性がお分かりになると思います。

でも、まったく鍼灸を受けたことがない方は「一般的に行われている鍼灸を知りたい」と思われる方も多いと思います。そんな方へ日本最大の鍼灸のポータルサイトをご紹介します。色々な鍼灸の施術方法があります。ご興味ある方はご覧ください。当院も登録させていただいてます。

鍼灸院の口コミサイト「しんきゅうコンパス」