鍼灸、気と心

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鍼灸経絡と心

鍼灸 笑顔と心鍼灸医学の最古の古典、素門陰陽応象大論編によると、五臓は五気を再生して喜、怒、思、悲、恐を生ずる、と述べています。即ち肝は怒りを心は喜を、脾は思いを、肺は悲を、腎は恐をそれぞれ生ずるとしています。

 鍼灸古典に書かれた内臓と心の関係はさておき、心と健康、心と病気の関係は年々、相関性が深いことが明らかになりつつあります。

笑って膠原病が治った話

戦後間もない古い話ですが、アメリカの著名なジャーナリスト、ノーマン・カズンズ氏は仕事柄超多忙、ストレスの為か、とうとう強直性脊椎炎という難治性の膠原病を発症しました。医師いわく「治る確率は数パーセント(当時の古いデータです)」。

しかし、彼は名うてのジャーナリスト、あきらめず自分で色々調べ、笑うこと、ビタミンCの効果を確信。そして、薬を減らし、ビタミンを多量に取り、コメディのビデオを見て病院のベッドの上でひたすら笑ったそうです。

そして難病を克服して社会復帰し、ジャーナリストに戻る事が出来ました。そしてアメリカのアチコチで「薬を飲むより笑え」と講演しました。

ちなみに鍼灸医学的には笑うことによって心経絡、エネルギーの源、が活性化され自然治癒力が増したと考えます。

鍼灸、カイロプラクティックの評価

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私の尊敬するアメリカの著名な医師の一人、アンドルー・ワイル氏はまるで、映画のインディー・ジョーンズのような人です。ハーバードの医学部を出ながら西洋医学に満足せず、世界の未開の地に行き、自らその地の医学を体験し、様々な医療に深い洞察を加えられました。
 
現在はアリゾナ大の医学部教授を経て政府の医療政策のアドバイザーになりました。(2010年当時)。

現在アメリカでは西洋医学以外のいわゆる代替医療、鍼灸、カイロプラクティック、ハーブメディスン、などの評価が相対的に高いです。受療する人が西洋医学よりも多い位なのですが、それはワイル博士の功績も含まれています。

ちなみに彼は鍼灸ファンで来日されるたびに東京の鍼灸院で経絡鍼灸治療を受療されていたそうです。

 

恋をして難病が治った話

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彼は、言います。「人間は物的存在のみではなく、精神的、霊的存在でもあり、すべての病気に、医学界で思われている以上に心の問題が関与している」
 
彼の体験した患者さんで、全身性エリテマトーデスと言う難病の2人の女性の例をあげています。一人は白人で腎臓に障害がひどく、大學病院に入院していましたが末期的な状態でした。もう一人は黒人で強い薬を多量に投与され、腎臓や脳が障害を受け、精神的にも極めて不安定な状態でした。

ところが白人女性のほうは、入院中に根本主義のキリスト教に改宗し、黒人女性のほうは恋に落ちて結婚することになりました。そして二人とも完全に病気が治り、担当の医師たちを驚かせる結果になったのです。

心と治癒のメカニズム

彼は言います。「宗教や恋愛だけがそういう変化を引き起こす力ではありません。つまり、心の中に大きな変化が起これば、どんなにひどい病気でも治る可能性は必ずある。生きる喜びを見いだせるような心の変化が、治癒のメカニズムのスイッチを入れるのだと言うことです。
 
そして、笑うことのみならず、泣くことも同様に免疫を高めると言われています。
難病を治す決め手は自律神経を活性化して免疫を高め、キラー細胞という体を守る細胞の働きを高めることではないでしょうか。

酒と涙と男と女

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頭で考えるより、感情を発散させるほうが免疫は活性化。考えすぎるとかえって自律神経の働きが落ちるそうです。酒と涙と男と女、という名曲にも、そんな節がありましたね。
 
また、カラオケなどで歌うこと、良い音楽を聴くこともとても良いこと。疲れがとれ免疫が活性化すると思います、試してみては?