その不調、自律神経失調症?

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自律神経チェックドッグ

毎日新聞2020・1.29号の医療健康の欄に興味深い記事が載っていました。その内容は西洋医学もめまい、動悸などの不定愁訴の原因として首のコリを認めだした、という記事です。

東京脳神経センターは国内初の自律神経チェックドッグを始め、毎日新聞の小川記者が受けてみたそうです。

自律神経の検査

自律神経は交感神経と副交感神経の2つから成り立っているので、そのバランスの良さが重要です。血圧測定や立ってふらつかないか平衡感覚をチェック。また、目に光を入れて瞳孔の検査、そしてサーモグラフィ画像で表面温度を測るそうです。費用は13200円で保険は効かないそうです。

西洋医学の対処法

運動と食事が重視されます。運動で血行を良くして、発酵食品と食物繊維で腸内環境を整える。そして対人関係を中心とするストレス対策、これが自分一人では出来ないので最も難しい。

不定愁訴と首のコリ

東京脳神経センターでは不定愁訴で入院した1863人の方に首に低周波や温熱治療をしたところ、入院前は17.8種類の症状が7.4に減ったそうです。

北条俊太郎医師によると「首の緊張が脳の視床下部に影響し、不定愁訴を引き起こしているとも考えられる。緊張を和らげれば治療できる可能性がある」

鍼灸、整体による首への施術

実際、当院へお越しの不定愁訴でお悩みの方の首を触らせていただくと、金属のようにカチカチに固まってられる方が多数おられます。不思議なのは石のように凝っていても、痛いとか首が回らないとか、とかいった自覚のない方が半数はおられます。

痛い、凝る、といった運動神経や知覚神経の自覚症状がないので、つい無理をしてしまい、悪化を重ね、自律神経が異常をきたすのではないか、と思います。

でも首の緊張を取るのは鍼灸、整体のお家芸、単に、温めたり、電気を流したりよりもはるかに良い結果が期待できると思います。