深めの呼吸法は自律神経失調対策に◎

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自律神経失調対策には深呼吸がおすすめです。

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「ストレスは体に悪い」解っていても現代はストレス社会、会社で家庭で学校でストレスは避けられません。自分の力ではどうしようも出来ないことのほうが多いものです。
 
ストレスの解消法は人により大きく違い、様々です。男性なら酒を飲む、スポーツなどですが、女性に多いパターンは食べてストレスを発散させること。嫌なことがあると、甘い物を一杯食べる,良く聞くパターンです。

ストレスがかかると、交感神経が強くなりすぎるので、副交感神経を活性化させる必要があり、手っ取り早いのは食べて副交感神経を働かせる事なのです。
 

でも、食べ過ぎると当然消化器に負担がかかり、胃腸の調子が悪くなったり、体重オーバーになって、良いことよりも害のほうが多い事もしばしばです。
 

そんな方に、おすすめは深呼吸です。

自律神経は名前が示すように、自律、つまり自分で働く神経、意志の力ではどうしようもありません。「胃よ,働け、心臓よ早く打て」と命令してもヨガの達人でもない限り不可能です。
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ところが呼吸は唯一、自分の意志と自律神経両方でコントロールされるのです。ゆっくりした深い呼吸を続けると、交感神経が抑えられ、副交感神経が活性化され、気分が落ち着いてきます。

イライラ、カッカしたときは、吐く息を長く、呼気と吸気を2:1にするくらいで目を閉じて、ゆっくり深呼吸を繰り返してください。きっと20回くらいで気分が落ち着いて来るはず。最近はやりのマインドフルネス、というアメリカの精神安定法も座禅や呼吸が中心です。

 

鍼灸経絡と呼吸

呼吸をコントロールする鍼灸経絡は当然ながら肺経絡です。ただ、現代医学の肺という臓器とは概念も働きも違います。

鍼灸の肺経絡は肺、という呼吸器の他に首や肩、皮膚の表面も支配し胃にも行っていますので、肩こり、首コリ、皮膚病、胃病にも効果が期待できます。

鍼灸で体調を整えると呼吸も深くなります。

胸の前部の鍼灸、肺経絡、この気の流れが呼吸と深く関係するので、自分で胸の前部をストレッチしたり、鍼灸を受けたり,自分で温灸をしたりすると肺がパワーを増し、呼吸が深くなります。

鍼灸のツボは上図参照。尺沢、という肘の手掌面にある鍼灸ツボがオススメ。