自律神経失調症の隠れた原因①

- update更新日 : 2024年03月07日
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自律神経失調、不定愁訴の隠れた原因①

治療家となって開院して40年以上、様々な患者さんと向き合ってきました。

「皆さまが病気になられるには必ず、何か原因があるはず、何が原因だろう?」と考えながら施術してきました。逆に言うと難病の時は原因が判らなければ施術方法が判らないからです。

ケガをしたとか、ゴルフ、テニスなどのスポーツで偏りのある動作をし続けた事が原因、と明らかにわかる方もおられましたが、「何で、この病気が起こったんだろう?」と頭をdysautonomia02悩まされることも多々ありました。

鍼灸、東洋医学が見る病因

鍼灸、東洋医学では病気の原因を

 ①外因,ゲガなど、 ②内因、心の病、 ③不内外因、そのどちらでもない原因不明なもの、に分類して治療してきました。

そのうち③不内外因 つまり原因不明が、近年とても多い、と思います。原因不明なので当然、対処が難しい。

西洋医学の病院に行かれても原因不明なことが多く、根本的な解決方法がないので、いわゆる対処療法、症状を抑える薬をしばらく飲んで様子を見ることになります。治るか治らないか判らない、よく言えば自然治癒力と時間に下駄を預ける訳です。

スマホ脳、の作者が考える病因

3-4年前、ベストセラー国内1位になった「スマホ脳」という本を読まれましたか?この本の作者、スウェーデンの精神科医アンデシュ ハンセン先生は読売テレビの人気番組、「世界一受けたい授業」にも出演され、ご存じの方も多いと思います。日本のみならず世界的なベストセラーとなりました。

私はこの本を読み、病気の原因について今まで分からなかった事が分かり、大変感銘を受けました。この作者の他の本、「ストレス脳」「運動脳」も合わせて何回も読み、今まで判らなかった病因とその対処法も考え付いたのでシェアしたいと思います。(以下、次回に続く)