帯状疱疹のセルケア

- update更新日 : 2025年02月13日
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帯状疱疹になりました

昨年12月に帯状疱疹にかかりました。コロナの流行以降、増加してる、とは聞いていましたが、自分もかかるとは思っていませんでした。テレビで帯状疱疹の予防ワクチンのCMも見ていましたが、それほど切実に考えていませんでした。

また、発症初期は帯状疱疹は経過が良い、とタカをくくっていましたが、なかなか治りきらず、危うく、「初期に治らないと一生苦しむ」と言われる帯状疱疹後の神経痛になるところでした。幸運にも完治したので経過をシェアしていきたいと思います。

帯状疱疹になった経過

家内が1週間、入院しまして、無事退院したので、息抜きにジムで筋トレしました。その後、どうも脇腹が痛くなり、「マシンジムで広背筋を痛めたのだろう」と思っていたら3日後に赤い発疹が出てきました。

これは帯状疱疹だろうと、と思い皮膚科へ行くとやはり帯状疱疹でした。家内入院の1週間、家事と仕事のストレスで免疫が落ちたせいでしょう。皮膚科の1週間分の抗ウィルス薬と塗り薬で順調に7割まではよくなったのですが、その後、1か月たっても残り3割の痛みはそのままです。体をねじるとわき腹が痛い、じーっとしててもだる痛い。

帯状疱疹のセルフケア、温灸

帯状疱疹は初期治療が大切で、帯状疱疹後神経痛になると厄介で、なかなか治りません。これはやばい、と思い色々自分の体を使って試してみました。自分で背中に針は打てない(手の届かないところ)ので、局所と神経の出口に千年灸をしました。そのセルフケアでやっと回復しました。その誰でも自宅でできる温灸法をお伝えしたいと思います。

 

1.神経根

市販の千年灸を神経が出てくるところ、背骨の脇3センチくらいの所にすえます。ただし痛いところと神経の出口は高さが違うので、図を参考ににしてください。例えば下図の場所が痛かったら、神経の出口は少し上の胸椎6番目あたりです。もし、わからなかったら背骨の横を誰かに押してもらい、気持ちの良い場所でオーケーです。

 

2、痛い局所

痛むところ直接の温灸は避けて、そこを上下左右に取り囲むように温灸をすえます。神経の走行に沿って数か所のエリア。たいてい、筋肉がこわばって固くなっているので、神経の走行は誰でもわかるはずです。患部直接は初期は避けたほうが良いです。かなり慢性化したら直接もアリですが、まず患部直接は避け上下左右に取り囲んですえてください。

温灸開始の時期

発症後1か月たって痛みが消えない時が、温灸開始の良いタイミングです、私もそうでした。数か月経過して、帯状疱疹後の神経痛になる前が肝腎です。あまり遅くなってしまうと、効果が出にくいので早めに始めましょう。

帯状疱疹と鍼灸のツボ

皮膚を司るのは鍼灸肺経絡、免疫を司るのは鍼灸腎経絡が多いです。経絡を調整すると局所治療とは異次元の効果が出ます。ただ、診断には脈診が必要なので、セルフでは難しいかもしれません。脈診のできる鍼灸師に相談してください。