ストレス対策、怒りは身を滅ぼす

自律神経失調の原因ストレス、怒りどうしよう?

徳川家康の座右の銘

戦国時代の覇者で当時としてはご長寿ナンバーワン、徳川家康の座右の銘知ってますか。彼は他の戦国武将が40-50才台でなくなる中、70歳を超える、当時としては超長寿でした。現在なら100才を優に超える長命でした。
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彼がいつも肝に銘じていた言葉、それは「怒りは身を滅ぼす」です。
怒ってストレスがたまると脳内にアドレナリンが生成され脳、記憶の中枢である海馬を破壊し、免疫異常を起こさせ、寿命を縮めます。現代社会では怒らずにいられない事件が度々起こります。だから、その時、どうしたらよいか、対処法を知っておくことがとても重要。

自律神経を守る怒りの対処法

自律神経を乱すストレスにはいろいろなタイプがありますが、怒りも大きな要素です。先日の早朝、車がやっと1台走れるくらいの細い道をジョギングしていたら、後ろから大きなクラクションを鳴らされ、しばらく怒りが収まりませんでした。

私も気の弱いストレスに弱い人間で、必要に迫られ様々なストレス対処法を研究し実践してきました。以下は日本怒り学会推奨のアンガーマネージメント、対処法です。
 
まず、少し冷静になって、あなたを悩ますストレスを分類します。とても簡単シンプルです。
 
  1. それはあなたの人生を変えるほど重要か、人生を変えるほどでもないか。
  2. それに対して、あなたが働きかけ、それを変えられるか、変えられないか。
冷静になって考えてみると、ストレスでも、それほど大ごとでない、人生を変えるほどでもないこともあります。
そして、自分では働きかけられない、どうしようもないことも多々あります。過去と他人は変えられません。自分と未来は変えられます。

そんな時はどうしようもない、不可抗力です、そこから離れるのが賢明です。7秒ルール、と言って、少し時間をおいて深呼吸すると収まる怒りもあります。

鍼灸のツボ、鍼灸経絡と怒り

鍼灸、東洋医学では怒りは肝に属す、とされています。肝臓の肝の字ですが、鍼灸では肝臓だけではなく、脳や頭、生殖器、筋肉すじ、目 爪、など幅広い活動と関係します。肝の働きが強くなりすぎると、怒りっぽく瞬間湯沸かし器状態になります。アメリカのトランプ大統領状態です。tranputs.jpg

彼が鍼灸治療を受けると、もう少し冷静になり世界全体のことを考えられるようになると思います。肝は鍼灸経絡の中でも特に頭、脳と関わりがあるからです。逆に弱くなりすぎると鬱や神経症になりがちです。

鍼灸のツボとして、強弱、どちらにも使えるのが太衝、と言うツボで、足の甲、1指と2指の骨の合わさる付け根にあります。鍼灸師に鍼灸施術してもらうのがベストですが、自分で温灸したり指圧したりすることも可能です。この鍼灸ツボの正確な位置は、ネットでも調べられますので使ってみて下さい。

どうしようもないストレスにはどう対処したらよいか

でも怒りの原因から離れても解決できないストレスも多々あります。会社、仕事、家事、家族など多々あります。冷静になっても、深呼吸しても効きません、そんな時どうするか。
 

ストレスにはリズミカルな軽い運動を

jyoginng2ts.jpgウォーキングなどのリズミカルな軽い運動が一番です。

スウェーデンの厚生省が以前、うつ病に対する様々な投薬や養生法を比較検証しました。その結果、どんな薬よりも、うっすら汗をかくほどの運動が一番効果的だったそうです。

悩んでいたら家の中に居ず、外へ出て20分ほど少し速く歩くか、軽くジョギングしましょう。

 
私も35年以上、雨の日以外は毎朝、15分ほど走っています。朝、無意識に自然に足が外へ向きます。きっかけは35年前、自宅開業し通勤時間がなくなったため腰痛になったことでした。

軽い運動は体だけでなく、心にも良いと感じています。これが自分にとって、若さと健康の秘訣だと、思っています。